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家を守る雨樋

家を守る雨樋

雨樋イメージ

 

 

 

お住まいについている雨樋(とい)の形は、どんな形をしていますか? かまぼこのような半円形ですか? それとも四角い形をしていますか?

 

雨樋の形状

 

少し前までの主流は半円形の丸樋でした。排水効率にすぐれた一般的な樋です。しかし、最近の新築住宅などでは、近代建築に合わせた四角い形の角樋が多く使用されるようになってきました。

断面が四角いため、丸樋とくらべ容積が大きく雨量が多い場合にも対応でき、耳部と呼ばれる屋根と接する面が大きいため強度も十分にある樋です。

 

 

雨樋交換の問い合わせが増えている

 

ゲリラ豪雨や局所的大雨、頻発した台風の影響等で、屋根の修理と並んで、雨樋交換の問合せも多くありました。丸樋は排水効率は良いのですが容積が少ないため、大雨の影響などで樋の排水容量を超えてしまうと排水処理が追いつかなくなり、破損してしまうことがあります。

また、一定間隔で受け金具と呼ばれる樋を支えている金具をつけているのですが、この金具が排水容量に耐えられず曲がってしまうことがあります。

住宅によっては、必要な数の金具が使われいないため金具が外れてしまったり、曲がってしまったりしている場合もあります。この程度であれば、金具を直したり、交換したりすることで対応することが可能です。

しかし、また大雨が来た場合等は同じような修繕が必要になります。

頻繁に雨樋が曲がってしまう、もしくは雨漏りをしている場合は、雨樋の交換を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

雨樋の役割

 

雨樋は下記のような大切な役割を果たしている重要な部分です。

 

 

  • 建物に降った雨を集め、排水処理する。
  • 屋根からの雨が軒や壁をつたって建物内部に侵入することを防ぐ。
  • 軒先から雨水が垂れ、地面や基礎を傷めるのを防ぐ。
  • 軒先から雨水が垂れ、跳ね返りの水が外壁を汚すのを防ぐ。
  • 軒先から雨水が垂れ、大きな音をたてるのを防ぐ。

 

 

水が建物の躯体に侵入することが、住宅を傷める一番の原因です。雨樋はその防御を担う大切な部分なのです。

 

 

雨樋交換の方法

 

雨樋の交換には外壁塗装でも使われる足場が必要となります。足場の設置は高額になりますので、雨樋交換のためだけに設置するのは、よほどの場合でなければお勧めしません。

和瓦を使用している建物以外、40年以上住まわれる場合には、一度は屋根を葺き替え、もしくは重ね葺き等の補修が必要となってくるものです。屋根の補修をしますと、必然的に雨樋位置も調整します。なので、屋根工事をするとき、もしくは外壁塗装など他の足場を建てる工事が発生する時に、雨樋交換の検討すると良いでしょう。

また、雨どいには枯れ葉等が詰まっていることがよくあります。雨樋が正しく機能しなくなりますので、流れが悪いと感じたり、雨水が外側を伝っていることがありましたらご注意下さい。

アイネットコープ埼玉では、塗装をご契約の際には雨樋の清掃もしております。

せっかくのお住まい、いつまでも快適に住めるようにしたいものです。