2025/06/19
ガーデンお庭の草木には潤いのある季節になりましたが、梅雨の時期には気をつけておきたいことも。
また、梅雨の時期にできるガーデニングについてもご紹介します。
目次
気温と湿度が高くなり、ジメジメ蒸し暑い梅雨時は病害虫に注意が必要です。
アブラムシは新芽につきやすく、ハダニは梅雨明け後に発生しやすくなります。 新しい苗を購入する際は、病気にかかっていないか、虫がついていないか、葉裏をチェックしましょう。
また、咲き終わった花や枯れかかった葉を放置してしまうと、カビなどの菌が繁殖しやすくなります。こまめに取り除き、病原菌の発生源を絶ちましょう。
薬剤を使用する際は、農薬から身体を守るため、手袋、防護メガネ、マスク、帽子、合羽を着用します。強風時の散布を避け風上から散布しましょう。暑い日中に散布すると植物に薬害が起きるので、作業は夕方または朝に。虫や病気は葉裏に多いので、薬が葉裏にもかかるよう丁寧に散布しましょう。
6月は春先に咲いてくれた庭木(サクラ、ハナミズキ、モクレン、シャクナゲなど)の「お礼肥」のタイミングです。
春に咲く花木類は花の終わったときから、翌年の開花にむけて生育が始まっています。これから気温が上がっていく夏に向けて、充実した枝を伸ばすことが来年の花つきを良くするコツ。
花が終わった後、化成肥料を根の回りに施しましょう。また早春の時期に「寒肥」を与えていなかった木には、この時期に油かすや骨粉などの有機肥料を与えるとよいでしょう。
6月以降は樹木が著しく生長をはじめるので、この時期に樹形を整える剪定を行いましょう。
花が咲き終わった木も剪定を行います。枝が密生しているところを間引き、枯れている枝や古い枝、細い枝も切り落とします。常緑広葉樹のツツジ、サザンカ、キンモクセイなどは7〜8月の花芽がつく前に剪定を終えれば多少深く刈り込んでも大丈夫です。
落葉広葉樹のドウダンツツジ、レンギョウなどは形を整える程度に軽く剪定します。太い枝の剪定は秋から冬の休眠期まで待ちましょう。
また、早春に花を咲かせたチューリップやスイセンの球根の掘り上げの時期でもあります。きちんと保管すれば、翌年にも花が楽しめます。夏植え球根の植え付け、宿根草の種まきのシーズンでもあります。苗で買うことが多いお花も種から育ててみてはいかがでしょうか。
〈参考〉ガーデン植物大図鑑アイリスガーデニングドットコム