2025/05/02
外壁・屋根塗装屋根は、雨風や紫外線から家を守る大切な存在です。
しかし、普段は見えにくい場所だからこそ、劣化に気づきにくく、対処が遅れてしまうことも。
この記事では、木造住宅に多い屋根の形や屋根材の種類、点検のタイミング、そしてリフォームの方法について、住まいを長持ちさせるための基本情報をご紹介します。
目次
木造住宅の屋根には、機能性やデザイン性を考慮してさまざまな形状があります。
屋根の形は見た目だけでなく、雨水の流れやメンテナンス性にも関わる重要な要素です。
ここでは、代表的な屋根の形を簡単にご紹介します。
一般的な屋根のメンテナンススケジュール例として参考にしてください。
同じ種類の外壁材でも高耐久性能を付加したものもありますので、下表は目安として参考にしてください。
屋根の材料は多種多様です。
どの屋根にも一長一短がございますので、どれが一番ということはありません。
こちらでは代表的な材料をご紹介します。
強度:強い 寿命:50年以上 重量:非常に重い メンテナンス:1~3年に1度必要
強度:強い 寿命:50年以上 重量:非常に重い メンテナンス:1~3年に1度必要
強度:凹む場合あり 寿命:60年以上 重量:非常に軽い メンテナンス:基本的に不要
強度:割れやすい 寿命:25~30年 重量:軽い メンテナンス:10~15年に屋根の塗り替え
強度:程度の強度はあるが、割れやすい 寿命:約20年 重量:軽い メンテナンス: 3~4年に屋根の塗り替え
屋根リフォームの工法は複数あります。
それぞれの工法ごとに優れた点が異なりますので、まず今の屋根状況に適した工法であることと、 価格や性能、施工後の保証体制などを総合的に判断して選ぶ必要があります。
既存の屋根の上に新しい屋根材を乗せる施工方法を「カバー工法」といいます。
この方法なら既存の屋根材の撤去が必要なくなるため、処分費用がかかりません。
【メリット】
【デメリット】
【施工例】
屋根の形 | 切妻屋根 |
面積 | 70㎡ |
屋根材の種類 | ストレート屋根→ガルバリウム鋼板 |
※価格はおおよその目安です。屋根の素材や状態により工事金額は異なります。 ※屋根のみの工事の場合、別途足場・養生ネット代がかかります。
既存の傷んだ屋根材を取り外し、新しい屋根材に乗せ替える工法です。
雨漏りが発生しているなど、腐食が進んでしまった屋根のリフォームにも対応することができます。
【メリット】
【デメリット】
【施工例】
屋根の形 | 切妻屋根 |
面積 | 70㎡ |
屋根材の種類 | 和瓦→コロニアル |
※価格はおおよその目安です。屋根の素材や状態により工事金額は異なります。 ※屋根のみの工事の場合、別途足場・養生ネット代がかかります。
既存の屋根の汚れを落とし屋根に塗料を塗ることをいいます。
最近では美観はもちろんですが、いろいろなメリットを求めて屋根塗装されている方が増えています。
【メリット】
【デメリット】
【施工例】
屋根の形 | 切妻屋根 |
面積 | 70㎡ |
屋根材の種類 | コロニアル(溶剤系シリコン塗料で塗装) |
※価格はおおよその目安です。屋根の素材や状態により工事金額は異なります。 ※屋根のみの工事の際は足場の実費が発生します。
屋根は、家全体の寿命を左右するといっても過言ではありません。
屋根の形や材質、それぞれの特徴を理解し、定期的な点検と適切なリフォームを行うことで、大切な住まいを長く快適に保つことができます。
見えにくい場所だからこそ、専門家のアドバイスも参考にしながら、屋根の健康を意識していきましょう。