2025/10/10
ガーデン春の新緑から厳しい夏を乗り越え、葉の色も徐々に色づいていく季節へと移り変わって行きますね。
夏の暑さで傷んだ植物の植え替えや、伸びた植物のお手入れをしたり、秋から冬にかけてのお庭へとイメージチェンジをしてみてはいかがでしょうか。
10〜11月は、春から初夏に開花する種類の宿根草の植え付け時期です。この時期に植えることで、開花するまでに根がしっかり張るので、最初のシーズンから花を楽しむことができます。
クリスマスローズ、ラベンダー、ローズマリー、アジュガ、ギボウシ、ヒューケラ、イベリス、ジキタリス、デルフィニウムなど、どんな庭にしたいかによって組み合わせてみて下さい。

クリスマスローズ

ラベンダー

ローズマリー

アジュガ

ギボウシ

ヒューケラ

イベリス

ジキタリス

デルフィニウム
チューリップやムスカリ、ユリ、ハナニラなどの秋植え球根も植え付けの時期です。

ムスカリ

ハナニラ
宿根草の中には、地上部分は枯れ込んでも、株元に新芽が残って冬越しするものもあります。春に新芽がいっせいに芽吹き、美しい花を楽しむために、冬のうちに古い枝や枯れた部分は切り戻し、冬越しの準備をしましょう。 大きくなった宿根草は長年そのままにしておくと、次第に生育が衰えてきます。株分けをして株を更新し、新しい芽を育てます。
春から初夏に開花するものは、10〜11月に行います。ギボウシ、アジュガ、サルビア、アガパンサスなど。株分けの方法は、株の増え方や根の形態などのタイプによって異なるので、それぞれ確認してから行って下さい。

サルビア

アガパンサス
樹種によって剪定の適期は異なりますが、美しい樹形をつくるために、夏の間によく伸びた枝や混んだ枝を次の新芽や花芽が付く前に整えます。
剪定と言ってもどの枝を切ったらよいのか、なかなか分からないと思います。そんなときは、「忌み枝(いみえだ)」とされている枝を切り取ることから考えるとよいでしょう。
ご自分での剪定が難しい方は、ぜひご依頼ください。
参考:
ガーデン植物大図鑑(講談社)
一年中美しい手間いらずの小さな庭づくり(家の光協会)
庭をきれいに見せる宿根草の選び方・使い方(家の光協会)